【GAME2】日本 89-45 チャイニーズ・タイペイ「日本の速いバスケスタイルを実際にプレーして楽しいと感じた」星杏璃選手
2025年6月8日
「三井不動産カップ2025(愛知大会)」2戦目も、89-45でチャイニーズ・タイペイを圧倒し、“コーリーJAPAN”は2連勝と幸先良いスタートを切りました。コーリー・ゲインズ ヘッドコーチは「これまで練習してきたことを実戦で試す素晴らしい機会であり、感謝の気持ちでいっぱいです。この2日間で改善点を明確にでき、着実に一歩を踏み出し、成長することもできました」と総括します。
昨日と比較し、3ポイントシュートは26.5%(9/34本)と精彩を欠きました。しかし、チャイニーズ・タイペイに30本のターンオーバーを与え、そこから32点を挙げ、89点まで得点を伸ばします。後半は、相手を15点に抑えたディフェンスをゲインズヘッドコーチは評価します。
「後半にディフェンスの強度が上がった点はすごく良かったです。シュートは入らなかったが、逆にディフェンスの激しさは40分間継続することができました。昨日のような精度の高いオフェンスと、今日良かったディフェンスを統一できれば、さらに強いチームになります」
2022年のFIBA女子ワールドカップ以来、日の丸をつけてコートに立った渡嘉敷来夢選手。「久しぶりに日本代表のユニフォームを着て、チームとして勝つことができて良かったです。まだ合宿をして2週間程度なので、完成度が高いわけではないですが、コーリーヘッドコーチが言うように少しずつステップアップできていることは選手たちも実感できています」と感想を述べ、本日は11点と二桁得点をマーク。ゲインズヘッドコーチが目指すスタイルを実戦形で試した2日間を終え、「相手が守ってきた時に裏をかくプレーができたのは、この2週間の練習の成果だと思います」と続け、手応えを感じていました。
星杏璃選手も新体制となってはじめての試合を終え、「練習の中では分からないことも、試合を通じて日本の速いペースで十分に戦えることを実感しました。日本の速いバスケスタイルを実際にプレーして楽しいと感じることができました」と話すとともに、成長する機会とします。
ゲインズヘッドコーチは楽しむこと、チーム力を高めるためにもコミュニケーションを大事にしています。その雰囲気をコート内やベンチを見ても伝わったことでしょう。宮澤夕貴選手も「個人の役割を明確にしつつ、それぞれの特徴も把握して、どういうプレーをしなければいけないかを考えなければなりません。今はまだ25人の選考段階なので、これからメンバーが固定されていけばもっともっと完成度は高くなっていくと思いますし、個人的にも楽しみです」と期待は膨らみます。
満員の豊田合成記念体育館 エントリオでの2日間を終え、束の間のオフの後には第3次強化合宿がスタートします。6月16日〜19日には今大会とはメンバーを少し入れ替え、中国遠征へ向かいます。「FIBA女子アジアカップのロスターはまだ何も決まっていません。今大会とは違う選手を中国遠征へ連れて行きます。選手たちには異なるポジションや新しいプレーを挑戦させたいので、実戦を通して評価する時間がまだまだ必要です」とゲインズヘッドコーチは話し、今後も強化を進めてまいります。
中国遠征後、7月3日(木)・4日(金)には三井不動産カップ2025(東京大会)が有明アリーナで開催されます。本番直前のデンマーク戦もぜひ会場で選手たちを後押ししてください。チケットは好評発売中です。